終診
まさかこんなこんな日が
くるとは思わなかった
診察室で
主治医が言った
「終診っていうんですが、そうしましょう。」
「えっ?」
「もしこの先調子が悪いことがあったら
手持ちの薬を飲んで下さい。
そして、それでもうまくいかなければ
予約を取って、おいで下さい。」
「はい。」
薬が少しずつ減ってきていた。
飲まなくても平気になっていた。
昼間の抗不安剤
一日3回が
2回になり
1回になり
気がつけば飲まなくても平気だった。
夜寝る前の抗うつ薬
これは最後まで飲んでいたが
気がつくと
飲まなくても夜ねることができるようになっていた。
たとえ眠れなくても、それはそれで済むようになっていた。
「眠くなったら、そのとき寝ればよい。」
そう思えるようになっていた。
そして、主治医の言葉
「終診としましょう。」
何か体中の力が抜けていくのが分かった。
こんな日はもう二度とこないと思い続けていた。
帰りの車で
妻にLineを打った。
喜んでくれた。
ああ、やっと終わったんだ。
くるとは思わなかった
診察室で
主治医が言った
「終診っていうんですが、そうしましょう。」
「えっ?」
「もしこの先調子が悪いことがあったら
手持ちの薬を飲んで下さい。
そして、それでもうまくいかなければ
予約を取って、おいで下さい。」
「はい。」
薬が少しずつ減ってきていた。
飲まなくても平気になっていた。
昼間の抗不安剤
一日3回が
2回になり
1回になり
気がつけば飲まなくても平気だった。
夜寝る前の抗うつ薬
これは最後まで飲んでいたが
気がつくと
飲まなくても夜ねることができるようになっていた。
たとえ眠れなくても、それはそれで済むようになっていた。
「眠くなったら、そのとき寝ればよい。」
そう思えるようになっていた。
そして、主治医の言葉
「終診としましょう。」
何か体中の力が抜けていくのが分かった。
こんな日はもう二度とこないと思い続けていた。
帰りの車で
妻にLineを打った。
喜んでくれた。
ああ、やっと終わったんだ。
2017-10-12 17:37
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