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ダウン、その後

ダウンで、一日年休をとった。
翌日の朝も、ベッドの上で格闘であった。
動けない体を、どうにか動かそうとする自分がいた。
目覚まし代わりのスマホを、何度も設定し直し、
結局、起きて着替えて、そのまま出勤した。
ぎりぎりセーフで、職員室に滑り込む。

体はどうにかこうにか動かせる。
しかし、耳鳴りがひどくなった。

すでに、耳鳴りはひどくなりつつあった。
聴力検査で、特定の高い音が全く聞こえなくなっていた。
加齢もあるしなぁ。そう思っていた。

しかし、今回の耳鳴りはひどすぎた。
耳の中でずっとセミが鳴き続けている。
ものごとに集中すればするほど、うるさく鳴き出す。

当然、仕事や授業に集中できない。
やむを得ず、その日は勤務時間の最後1時間の年休をとり、帰宅した。

その後も、セミは鳴き続けた。
ベッドに入ると、他の音がなくなった分、最悪の状態になってしまった。
「ああ、もう、このままだと寝られない。薬も飲んだのに、全く効かない。」
数時間の睡眠を繰り返して、結局翌朝を迎えた。

衝撃!再びのダウン

休み明けの朝である。
4時半頃目が覚めた。
体が動かせない。首すら起こせない。
「そんなはずはない。」
しかし、実際動けない。
しばらく横になることにする。
5時半、やはり動けない。
「そういえば昨夜寝る前に、少し体が重い感じがした。」
しかし、このところうまくいっているという手応えがあったので、
「うそだろう!」
そういう思いであった。
結局、出勤できないことを、枕元のスマホで、校長に伝えた。
その後も、動けない。
横になったままであった。
やっと、起き上がれたのは午後3時過ぎであった。

なぜ、なぜ今こんなことに。
その思いだけが強かった。

出口付近に

病院を変えてから、約1年と数ヶ月、現在月に1回の通院で何とかなる状態になった。
処方されている薬は以下の通りである
ユーパン 朝~夕までに、3~6錠(その日の調子によって自己調整)
就寝前
パロキセチン
アンデプレ
フルニトラゼパム

以上である。
昼間のユーパンは、車に乗る2時間以上前に飲むこと。
または、車から降りてその後2時間以内に再び車に乗らないときに飲む。
この原則を守りながらやっている。

どうしても飲めないときがある。
その時は、背中のはり、耳鳴りなどが現れるが、ツボを押して何とかやり過ごす。
車の運転中に眠気が出たときは、即停車し、休憩する。

これで仕事を休むことが殆ど無くなった。

問題は、夜の薬である。
中でも「アンデプレ」これが、きっちり8時間効いてくれるので、
朝6時に起きるためには、少なくとも夜10時に寝なければならない。
しかし、帰宅するのが8時頃になった場合は、必要最低限のことだけして、寝るしかない。

アンデプレを抜いてみた。(医師の同意の下)
スッキリ起きられる。
快調である。
しかし、3日続けると、夜8時頃に眠気が強くなり、何もできなくなる。

先日、医師と相談したところであるが、調整してみましょうということで、
分量を調整してみることになっている。

このあたりが、現在かかっている病院の魅力である。
患者の言うことを絶対に否定しない。
「それもいいでしょう。」という。
愚痴をこぼすと、
「それはそこまでできるようになったということですね。」
必ず、前向きにとらえる言葉になって返ってくる。

現在、自分自身も様々なことを前向きにとらえられるようになってきた。

もう一つは、妻と、月に数回デートすることである。
デートというと語弊があるが、とにかく気になっていること、
誰にも分かってもらえないこと、聞いて欲しいこと、
みんな話すのである。
妻は、教師ではない立場からコメントしてくれる。
これが、なかなかいい。
最近そう思えるようになった。
そうなったから、前向きになれるようになった。

この状態に至るまで、様々な紆余曲折があった。
いずれ、この場所に,載せるつもりだ。
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出会い

妻の運転で、新しい病院に着いた。
入り口から入ると、まるでそこはホテルのロビーだ。
これは、後で気がついたことなのだが、
ソファーセットが5、6組置いてある。
どのソファーも対面することのないように向けて置かれている。

受付をする。
スタッフがみんな笑顔だ。

予約時間までしばらくあるので、静かに持参した本を読む。
図書館で本を読んでいるみたいだ。
かすかに音楽が流れていて、他は全く音がしない。
話し声もしない。人々の動きと電話や受付の会話が
聞こえるだけである。

しばらくしたら
「〇〇さーん、〇号室へどうぞ。」
男性の温和な声がする。

妻に押されながら、部屋の引き戸を開くと、
そこには、笑顔のドクターが座っていた。

これまでの経緯を説明し、薬の処方を見せた。
ドクターが、開口一番言った言葉。
「薬が多すぎますね。
 生活に影響するくらい眠気が起きたりしませんか。」
「あ、はい。」

「まず、薬を減らしてみましょう。薬も新しいものにして、
 とにかくシンプルにしましょう。」
「はい。」

拍子抜けというか、今まで私が受けていた処方は何だったんだろう。
確かに、それまでの私には必要な処方だったのだと思うのだが、
今現在の私には、別の処方というか、取り組み方があるのではないかと感じた。

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訣別

私の声をさえぎるように、主治医はこう言った。

「そもそも、カウンセラーにもいろいろあって、
 ちゃんとした資格を持った人もいれば、
 中には、資格もないのに占い師のようなことで相談にのる人もいる。
 うちで、私がカウンセリングをできないこともないが、
 あなたの場合は、このまま薬を飲みながらいくのが一番です。」

「はい。ありがとうございました。」
とだけ答えて、診察室を出た。

薬が出されるまでの間、ずっと考えていた。
一つのことを考えていた。

「もう、ここは私が来るところじゃない」

薬を受け取り、金を払い、
入り口を出て、振り返りもせず、車に乗った。

しばらく車を走らせていた。

帰宅すると、ちょうど妻がいたので、主治医との件を話すと、

「以前伝えたあの病院に行ってみない。」
「あ、うん…」

そういえば以前から、セカンドオピニオンをもらう方がよいのではないかと、
妻から言われていた。
妻は次の病院を捜してくれていたのだ。

「どんな病院か雰囲気を見に行くつもりでいってみない?」
「あ、そうね。」

その病院の予約がとれたので、行くことになった。

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序章 疑問

それはずっとつきまとっていた疑問であった。

「薬を飲み続け、調子が悪いとダウンする。」
こんな生活を、いつまで続けたらいいのだろうかと。

そんなとき、あるカウンセラーの方と話をする機会があった。

特別にカウンセリングのお願いをしたわけではないのだが、
たまたまそういう機会があったので、自分のことを話してみた。

30分程度であった。

なんだかこころがスッキリした。

そこで、ふと思いついた。
「自分は、カウンセリングしてもらえる誰かを必要としている。」

早速、次の受診の時にカウンセラーを紹介してもらおうと考え、
主治医のところに行った。

いつもどおりの会話。

「どうですか。」
「まあ、〇〇です。」
「じゃあ、このままでいきましょう。」
「ところで先生。」
「はぁ、何ですか。」
「カウンセリングをしてもらえるような方を…」
という言葉を発すると同時に、主治医は顔色を変えた。
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うつ克服 出口が見えた

長い間更新をしていなかったが、実は
その間とても大きな変化があった。

今は、ストレスコントロールができ、自分の心も前向きになっている。

その間に何があったか。

セカンドオピニオン

結論は別の医者(病院)に移ることにしたということである。

そこにいたるまでの長い長い道のりを
いくつかに分けて、書いていくつもりだ。
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自己否定の中から

先日いつもの精神科に行った。
「どうですか。」
「大きく変わったことはありません。」
「まあ、ゆっくりやりましょう。」
「そうですね。」
「何が何でもよくなっていかなければならないと思わないことです。」
「なるほど。」
「調子が悪かったら、休んだり薬をちょっと増やしたり。
 あせらないことです。」
「ありがとうございました。」

ほっとした。
そんなとき、ふっとこんな言葉が浮かんできた。
(ある意味、過去の自分を俯瞰してみる感じで)

自己否定の中からしか
自分自身を見つけ出すことができないとしたら
それはとてもつらいことです。
しかし、それは現実に存在することなのです。

うーん、あの頃は大変だった…

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大間違い

年が明けて、精神科に行った。
いつもどおりの調子で、話が進んだが、最後に
例の、就寝前の睡眠導入剤について質問した。
答えはこうであった。

「どちらをやめるとかいう問題ではなくて、毎日規則正しい生活をするために、
 その一助として、きっちり8時間寝られるように処方してあるんだから、
 処方どおりに飲んで下さい。」
「はぁ」
「しいていえば、エバミールの方が短く、フルニトラゼパムの方が長めですね。」

思っていたのとは全く逆の答えであった。
結局、いつもどおりの処方となった。
試しに、その晩、エバミールだけを飲んでみた。
なんと、5時間くらいで目が覚めてしまった。さすがに早いので二度寝をしたが、
それから後は、1時間おきくらいに目が覚めてしまう。
やはり、医者の言うとおりにするのがよさそうである。
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睡眠導入剤の減薬

週に1回程度、朝の調子が悪いのがずっと続いていた。
就寝前の薬を調整する必要があるのではないかと考えていた。

前回の精神科の時、相談しようかとも思っていたのだが、
そのまま薬をもらって帰ったので何も変化していなかった。

ふと気がついて、就寝前の薬をもう一度よく調べてみた。

トレドミン→抗うつ剤
アンデプレ→抗うつ剤

エバミール   →睡眠導入剤
フルニトラゼパム→睡眠導入剤

抗うつ剤は、夕食後の抗うつ剤をやめているので減らすわけにはいかない。
どうも朝の調子が悪いのは後者の2つではないかと考えた。

以前、ロラメットというのをもらっていたが、朝が眠いので変えてもらったことがある。
そこで、2つの睡眠導入剤をもう一度詳しく調べてみた。
すると、どちらも効き目が早く、持続性がよいとのことであった。

確かに、この二つを飲むと、30分もするとどうしようもなく眠くなる。
パソコンに向かっていても、椅子から崩れ落ちるように倒れたことさえある。
なので、余り早くは飲めない。
かといって、遅く飲むと朝が眠い。
このジレンマにさいなまれていた。
仕事が立て込んでいるときは、飲まないことすらあった。
しかし、飲まないと1時間おきに目が覚める。

2つの睡眠導入剤の持続時間を調べて気づいた。

エバミール   →10時間
フルニトラゼパム→ 7時間

「なあんだ、エバミールをやめればいいじゃないか。」

やめてみた。
思った通りであった。
朝の切れがいい。
スカッと目が覚める。
これでいこう。

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