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訣別

私の声をさえぎるように、主治医はこう言った。

「そもそも、カウンセラーにもいろいろあって、
 ちゃんとした資格を持った人もいれば、
 中には、資格もないのに占い師のようなことで相談にのる人もいる。
 うちで、私がカウンセリングをできないこともないが、
 あなたの場合は、このまま薬を飲みながらいくのが一番です。」

「はい。ありがとうございました。」
とだけ答えて、診察室を出た。

薬が出されるまでの間、ずっと考えていた。
一つのことを考えていた。

「もう、ここは私が来るところじゃない」

薬を受け取り、金を払い、
入り口を出て、振り返りもせず、車に乗った。

しばらく車を走らせていた。

帰宅すると、ちょうど妻がいたので、主治医との件を話すと、

「以前伝えたあの病院に行ってみない。」
「あ、うん…」

そういえば以前から、セカンドオピニオンをもらう方がよいのではないかと、
妻から言われていた。
妻は次の病院を捜してくれていたのだ。

「どんな病院か雰囲気を見に行くつもりでいってみない?」
「あ、そうね。」

その病院の予約がとれたので、行くことになった。

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序章 疑問

それはずっとつきまとっていた疑問であった。

「薬を飲み続け、調子が悪いとダウンする。」
こんな生活を、いつまで続けたらいいのだろうかと。

そんなとき、あるカウンセラーの方と話をする機会があった。

特別にカウンセリングのお願いをしたわけではないのだが、
たまたまそういう機会があったので、自分のことを話してみた。

30分程度であった。

なんだかこころがスッキリした。

そこで、ふと思いついた。
「自分は、カウンセリングしてもらえる誰かを必要としている。」

早速、次の受診の時にカウンセラーを紹介してもらおうと考え、
主治医のところに行った。

いつもどおりの会話。

「どうですか。」
「まあ、〇〇です。」
「じゃあ、このままでいきましょう。」
「ところで先生。」
「はぁ、何ですか。」
「カウンセリングをしてもらえるような方を…」
という言葉を発すると同時に、主治医は顔色を変えた。
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うつ克服 出口が見えた

長い間更新をしていなかったが、実は
その間とても大きな変化があった。

今は、ストレスコントロールができ、自分の心も前向きになっている。

その間に何があったか。

セカンドオピニオン

結論は別の医者(病院)に移ることにしたということである。

そこにいたるまでの長い長い道のりを
いくつかに分けて、書いていくつもりだ。
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